鷓鴣斑(読み)しゃこはん

精選版 日本国語大辞典 「鷓鴣斑」の意味・読み・例文・類語

しゃこ‐はん【鷓鴣斑】

〘名〙
建盞(けんさん)の模様斑の一つ。黒の釉(うわぐすり)中に黄褐色斑点が多く現われているもの。また、その模様。鷓斑
※俳諧・類柑子(1707)下「大筆も借れて龍の勢ひぞ〈到李〉 思ふ方へと投る鷓鴣班〈指馬〉」
② 香木の名。分類は伽羅(きゃら)。香味は甘苦鹹。六十一種名香の一つ。また、外見による分類名称としては、シャコウズラのように樹脂分が斑紋状に分散している香木をいう。〔名香合(1502)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android