鷺ノ湯(読み)さぎのゆ

改訂新版 世界大百科事典 「鷺ノ湯」の意味・わかりやすい解説

鷺ノ湯[温泉] (さぎのゆ)

島根県東部,安来(やすぎ)市にあり,中海(なかうみ)に注ぐ飯梨川西岸に位置する温泉。含食塩セッコウ泉,50~60℃。JR山陰本線安来駅の南西約8kmにあり,バスの便がある。古くから開け,戦国時代には尼子氏の御殿湯とされて遊女もいたという。1666年(寛文6)の大洪水で湧出が止まったが,1909年によみがえった。現在は数軒の旅館がある静かな温泉で,国民温泉に指定されている。
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百科事典マイペディア 「鷺ノ湯」の意味・わかりやすい解説

鷺の湯[温泉]【さぎのゆ】

島根県安来市,飯梨川左岸にある国民保養温泉。含食塩石膏泉。50〜60℃。戦国時代尼子氏の御殿湯として栄えた。山陰本線安来駅の南西15km。

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