鷺宮村(読み)さぎのみやむら

日本歴史地名大系 「鷺宮村」の解説

鷺宮村
さぎのみやむら

[現在地名]安中市鷺宮さぎみや

中野谷なかのや村の東、下磯部しもいそべ村と大竹おおたけ村の南にある。地名鎮守前宮さきのみや神社(現咲前神社)による。寛文郷帳では田方五三〇石余・畑方八三三石余。八八五石余が幕府領、四七八石余が旗本仙石領。江戸後期の御改革組合村高帳では高一千四四三石余、うち旗本島田領九六五石余(家数一一五)、同溝口領四七八石余(同七五)松井田まついだ宿(現碓氷郡松井田町)の助郷村で、勤高八八五石(嘉永五年「宿明細帳」安中市教育委員会蔵)。弘化四年(一八四七)から安政四年(一八五七)までの一〇年間、八八五石のうち七〇八石分の休役を許され、その代助郷として川浦かわうら(現群馬郡倉淵村)など一一村が指定された(「松井田宿定助郷」萩原文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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