鷺谷村(読み)さぎのやむら

日本歴史地名大系 「鷺谷村」の解説

鷺谷村
さぎのやむら

[現在地名]宇都宮市鷺の谷町

河内かわち郡の南西端に突き出し、北・西・南の三方都賀つが郡である。東は下欠下しもかけした村・幕田まくた村と接する平坦地。応安元年(一三六八)と推定される一〇月七日の宇都宮氏綱寄進状(一向寺文書)に「寄附 簗瀬郷内鷺谷給分跡之事 右為一向寺領、任先例可被執務之状如件」とあり、中世には簗瀬やなせ郷の内であった。近世を通じ宇都宮藩領。慶安郷帳に田方三一石余・畑方二三石余とある。正徳年間(一七一一―一六)の宇都宮領村々諸割物高付覚帳(五月女久五文書)では人足勤高七四石余、堰川除勤高一〇〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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