鸜鵒(読み)くよく

精選版 日本国語大辞典 「鸜鵒」の意味・読み・例文・類語

く‐よく【鸜鵒・鴝鵒】

  1. 〘 名詞 〙はっかちょう(八哥鳥)」の漢名。
    1. [初出の実例]「鸜鵒黠而剪舌、鸜鵡慧而入籠」(出典:本朝文粋(1060頃)三・鳥獣言語〈菅原淳茂〉)
    2. [その他の文献]〔龍舒浄土文‐六〕

鸜鵒の補助注記

「私聚百因縁集‐五」に「鸜鵒(クラク)口に蓮華を生ずる事」、「二人比丘尼色懺悔〈尾崎紅葉自序」に「鴝鵒(クコク)は済を過ぎず」とあるのは、それぞれ「クヨク」の誤りであろう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android