鹹映ゆい(読み)シオハユイ

デジタル大辞泉 「鹹映ゆい」の意味・読み・例文・類語

しお‐はゆ・い〔しほ‐〕【×映ゆい】

[形][文]しほはゆ・し[ク]《「しおばゆい」とも》塩気が多い。塩味が強い。しょっぱい。
此所ここで―・い身体を清めたり」〈漱石こゝろ
「何とやら、―・きやうにて、変なにほひのする酒だ」〈滑・膝栗毛・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「鹹映ゆい」の意味・読み・例文・類語

しお‐はゆ・いしほ‥【鹹映・塩映】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]しほはゆ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「しほばゆい」とも ) 塩けが多い。塩の味がある。しょっぱい。
    1. [初出の実例]「丑十二月、中央大日如来、あちはしほはゆし」(出典:御伽草子・番神絵巻(室町時代物語集所収)(室町末))

鹹映ゆいの補助注記

「しははゆし」と「しほからし」の混成した語か。

鹹映ゆいの派生語

しおはゆ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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