日本歴史地名大系 「鹿下村」の解説 鹿下村かのしたむら 埼玉県:入間郡越生町鹿下村[現在地名]越生町鹿下成瀬(なるせ)村の北東、越辺(おつぺ)川支流渋沢(しぶさわ)川流域の岩殿(いわどの)丘陵西麓に立地。鹿の下・鹿ノ下とも記す(田園簿など)。入間郡の郡境の村で、北西は比企郡古池(ふるいけ)村。応永三二年(一四二五)八月二三日の尼禅智寄進状写(報恩寺年譜)に「入西郡越生郷恒弘名鹿下」とみえ、鹿下内高房(こうぼう)の東長五郎入道在家付きの田三段からの毎年の得分一貫九〇〇文を報恩(ほうおん)寺に寄進している。堂山最勝(どうやまさいしよう)寺蔵の大般若経奥書(武蔵史料銘記集)に延徳三年(一四九一)一二月二八日「鹿下幸伝書」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by