鹿伏兎村(読み)かぶとむら

日本歴史地名大系 「鹿伏兎村」の解説

鹿伏兎村
かぶとむら

[現在地名]津島市鹿伏兎町

北は頭長かしらなが村、東は日光につこう川、西は犬井いぬい(現海部郡佐屋町)に接している。慶長一一年(一六〇六)五月二三日の松平忠吉朱印状写(名古屋市鶴舞中央図書館蔵)に「一、弐百拾五石壱斗八升五合 尾州海東郡内鹿伏兎村新田共」とあるのが文献上の初見。天保の村絵図によれば、集落は村域の中央北寄りにほぼ長方形をなし、悪水落ち井筋を周囲にめぐらし、集落内を南北に五筋、東西に二筋の悪水井筋が通っている。集落の北辺部には寺社がある。「府志」記載の真言宗智山派文珠もんじゆ院が西端に、真宗大谷派光徳こうとく寺が中央に、諏訪明神東端に描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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