日本歴史地名大系 「鹿島吉田神社」の解説 鹿島吉田神社かしまよしだじんじや 茨城県:行方郡潮来町延方村鹿島吉田神社[現在地名]潮来町延方国鉄鹿島線延方(のぶかた)駅の西方二〇〇メートルに鎮座する。祭神は武甕槌命・日本武尊。古高の国上(ふつたかのくにがみ)神社の相殿の鹿島神社が当地に遷座したことに始まり、古くは別当寺があって、鹿島神宮より祀職・物忌が参向して奉仕したと伝える。当社所蔵の棟札には応永二〇年(一四一三)近郷の島崎(しまざき)城(現牛堀町)城主島崎彦四郎の神輿修造、寛永七年(一六三〇)の鳥居造立、慶安元年(一六四八)の舞殿再興などが記されている。のち元禄九年(一六九六)水戸藩主徳川光圀の命により、村内諏訪(すわ)ヶ原(はら)の吉田神社(延宝四年創立)を遷宮して相殿にし、鹿島吉田神社と改称、明治六年(一八七三)に延方・島崎両村の村社となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by