潮来町(読み)いたこまち

日本歴史地名大系 「潮来町」の解説

潮来町
いたこまち

面積:四九・五六平方キロ

郡の最南端に位置し、東は北浦を挟んで鹿島郡鹿島町、西は牛堀うしぼり町、北は麻生あそう町、南は常陸利根川を境に千葉県佐原市に接する。町の北西部は行方台地の南端にあたり、畑地山林を形成するが、他の三方河川で囲まれた水郷の町である。街並は常陸利根川の東岸、北浦に通ずるまえ川沿い、北浦湖畔の県道沿いに形成され、西北部の台地上には集落が点在する。

古くから「潮来節」「潮来出島」の名で知られる旅館・商店の多い観光地で、その他の地区は水稲と湖川漁業を主とする農漁村であったが、昭和三〇年代後半以降の鹿島臨海工業地帯の造成により、町の様相が大きく変化した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android