鹿毛馬村(読み)かけのまむら

日本歴史地名大系 「鹿毛馬村」の解説

鹿毛馬村
かけのまむら

[現在地名]頴田町鹿毛馬かけのうま

鹿毛馬かけのうま川流域に位置し、西は勢田せいた村、東は烏尾からすお峠を経て豊前国田川郡糸田いとだ(現糸田町)。明治一七年(一八八四)刊行「地名索引(内務省地理局編)に「カケノマ」と訓が付される。鎌倉時代初期と推定される弥勒寺喜多院所領注進状(石清水文書/大日本古文書四―二)に「加毛馬」とある。永仁元年(一二九三)一一月日付粥田庄預所用米目録案(金剛三昧院文書/鎌倉遺文二四)には「麾馬」とみえ、預所用米として田地二町から計一二石余の分米・受分が徴収されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android