鹿浜新田(読み)しかはましんでん

日本歴史地名大系 「鹿浜新田」の解説

鹿浜新田
しかはましんでん

[現在地名]足立区新田しんでん一―三丁目

荒川(現隅田川)左岸に位置する。村域は東西二ヵ所に分れ、中央部に鹿浜村が入り込んでいる。南西から南にかけて荒川、北西から北東にかけては鹿浜村、東は堀之内ほりのうち村。東部を上、西部を下と称する。新田ともいう。元禄(一六八八―一七〇四)以前に大里おおさと吉見よしみ(現埼玉県)出身の百姓によって開かれたと伝える(風土記稿)。当地の稲荷神社にある貞享三年(一六八六)庚申塔には「武州下足立郡淵江領茅野新田」と記され、草切と伝える茂出木氏をはじめとする八名の施主が名を連ねている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android