鹿角村(読み)かのつのむら

日本歴史地名大系 「鹿角村」の解説

鹿角村
かのつのむら

[現在地名]高松市鹿角町

馬場ばば村の南、御坊ごぼう川の上流域に立地。戦国時代、香西氏の将新居氏の出城鹿角城があった。寛永国絵図に村名がみえるが、高は大野おおの郷で一括されている。貞享高辻帳では高一八八石余。文化三年(一八〇六)の内免別帳(別所文書)では田方三七町七反余・高三六三石余、畑方一〇町五反余・高七〇石余、ほかに新開が田方三反余・高二石八斗余、畑方二町五反余・高七石七斗余。免は上所五ツ九歩、中所四ツ四歩、下所三ツ五歩、古畑二ツ。池泉合符録によると、村内大田井出水(水掛高五九八石余)から九八石余の水掛りを得ているほか一宮いちのみや村市場新池・辻堂池・大満出水・ヲイノ井出水、寺井てらい村行寺池・船岡ふなおか池・下井出水、大野村(現香川郡香川町)上井出水から給水を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android