日本歴史地名大系 「鹿飼村」の解説 鹿飼村ししかいむら 埼玉県:川越市鹿飼村[現在地名]川越市鹿飼上老袋(かみおいぶくろ)村の東、入間(いるま)川右岸の低地帯に位置し、比企郡に属した。もと老袋村に含まれていたが、元禄六年(一六九三)に川越藩主松平信輝による検地が実施され、分村したという。もとこの付近の原野を「しゝため」とよび、遊猟のための鹿溜であったと思われ、そこから鹿飼の村名に転じたものとみられる(風土記稿)。元禄郷帳に村名がみえ、高一五三石余。領主の変遷は上老袋村と同じ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by