麦稈真田(読み)バッカンサナダ

デジタル大辞泉 「麦稈真田」の意味・読み・例文・類語

ばっかん‐さなだ〔バクカン‐〕【麦×真田】

麦わらを平たくつぶし真田紐さなだひものように編んだもの。夏帽子袋物などを作るのに用いる。むぎわらさなだ。

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精選版 日本国語大辞典 「麦稈真田」の意味・読み・例文・類語

ばっかん‐さなだバクカン‥【麦稈真田】

  1. 〘 名詞 〙 むぎわらを、真田紐(さなだひも)のように編んだもの。夏の帽子を作るのに用いる。むぎわらさなだ。
    1. [初出の実例]「他の依頼に応じて製造に従事せしものは『マッチ』麦稈真田製造等にして」(出典:新刊岡山孤児院(1898)〈石井十次〉五)

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世界大百科事典(旧版)内の麦稈真田の言及

【わら(藁)】より

…なお,米の包装には,俵は現在用いられず,紙袋,麻袋,樹脂袋になっている。また,わら工品では,麦わら製品として,オオムギ(皮麦,裸麦),コムギのわらを漂白し,割り開いたものを真田(さなだ)編みとした麦稈真田(ばつかんさなだ)がある。【平 宏和】。…

※「麦稈真田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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