麻布六本木町
あざぶろつぽんぎちよう
[現在地名]港区六本木三丁目・同五―七丁目
明治二年(一八六九)成立した町。麻布竜土六本木町・飯倉六本木町・麻布竜土坂口町、教善寺・正信寺・光専寺・深広寺の各門前、光専寺・深広寺の各門前代地、麻布北日下窪町の一部を合併して設立された。同五年旧相模小田原藩大久保家中屋敷・旧寄合阿部邸および前掲四寺地を合併し、四周は東が麻布東鳥居坂町、南が同鳥居坂町・同北日下窪町、西が材木町・同竜土町、北が同三河台町となった。大久保邸は延宝年間(一六七三―八一)のはじめから存在した(沿革図書)。寛永三年(一六二六)二代将軍徳川秀忠夫人お江(お江与・逵子、崇源院、徳川家光生母)が没し、芝増上寺から西方の当地で火葬された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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