日本歴史地名大系 「正信寺」の解説 正信寺しようしんじ 北海道:日高支庁浦河町浦河村正信寺[現在地名]浦河郡浦河町大通四丁目浦河町の市街地中央に位置する。日高山と号し、本尊は阿弥陀如来(伝慈覚大師作)。かつては真宗大谷派の寺院であったが(浦河町史)、現在は単立寺院である。一八五八年(安政五年)に箱館御坊浄玄(じようげん)寺(現真宗大谷派函館別院)の境内に創立された役寺正信坊が前身である。同坊は明治一一年(一八七八)一一月開拓使の許可を得て浦河郡鱗別(うろこべつ)村に移り(現在の浦河保健所西側付近)、仮堂を建てて東本願寺一般末寺となり、同一四年五月正信寺と寺号を公称した。同二〇年本山より由緒地を許可され、巡讃寺蹟となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報