麻布古川町
あざぶふるかわちよう
[現在地名]港区南麻布一丁目
新堀川北岸低地にある年貢町屋。川側は麻布竜土町代地三田古川町で、その西裏にある片側町。南が三田古川町、西が道を隔てて中奥番向井邸、北が松平邸。当町はかつて麻布本村の内にあったが、元禄一一年(一六九八)に白金御殿御用地になり代地として三田村(古川右岸)の細流辺を与えられた。この流れを当時古川といっていたので町名にしたと思われ、正徳三年(一七一三)に町方支配になった。川の蛇行が修正されたためか町は左岸になっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 