麻布善福寺門前元町(読み)あざぶぜんぷくじもんぜんもとまち

日本歴史地名大系 「麻布善福寺門前元町」の解説

麻布善福寺門前元町
あざぶぜんぷくじもんぜんもとまち

[現在地名]港区麻布十番あざぶじゆうばん三丁目

麻布坂下あざぶさかした町の南にある門前町屋。東は上総飯野藩保科家上屋敷、西は善福寺境内・麻布本村あざぶほんむら町、南は小普請組岡部邸など。慶安五年(一六五二)同寺境内一万七千七七〇余坪の内から西部に門前町屋許可、延享二年(一七四五)町方支配。ほかにも町屋があるので元町を唱えた。町内間数は田舎間総小間二一二間余。東西は南方七一間余・北方三六間、南北は東方三九間・西方六六間余、ただし西方裏幅・奥行不同で入込みが多く道幅を除く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android