ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄全紙」の意味・わかりやすい解説 黄全紙きぜんし 黄穀紙 (きのこくし) ,黄蘗紙 (きわだがみ) ,黄紙などとも呼ばれる。防虫のために黄蘗 (おうばく) の粉ですき染めした紙。媒染剤を使用しない簡易な染紙として重用された。唐代の中国で詔書用として用いられ,日本では奈良時代に写経用紙,宣命用紙などとして用いられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by