防虫(読み)ボウチュウ

精選版 日本国語大辞典 「防虫」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ちゅうバウ‥【防虫】

  1. 〘 名詞 〙 衣服書物などに虫がつくのを防ぐこと。
    1. [初出の実例]「桐材の材質的特徴たる防湿、防虫性は」(出典:家具の選び方と使ひ方(1943)〈剣持勇〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防虫」の意味・わかりやすい解説

防虫
ぼうちゅう

普通,衣類などに虫の食害による傷がつくのを防ぐこと。繊維害虫にはイガ,コイガ,モウセンガなどの蛾類,ヒメマルカツオブシムシヒメカツオブシムシなどの甲虫類,ゴキブリコオロギ,シミなどがある。防虫法には金属製やポリエチレン製の容器の中に衣類を密閉する方法や,虫干し,打絨 (だじゅう) ,ブラシ掛けなどの機械的方法のほか,二硫化炭素,ヘキサクロロエタンなど蒸気やパラジクロベンゼン,ナフタリンなどの昇華気体などの有毒ガスを用いる方法,衣類に防虫加工をして,それを食べた虫の体内で毒性を発揮させる方法などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む