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媒染剤 バイセンザイ

5件 の用語解説(媒染剤の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ばいせん‐ざい【媒染剤】

媒染の際、繊維に染料を固着させる役をする物質。アルミニウムクロムなどの金属塩やタンニン酸などが用いられ、染料と結合して水に溶けない化合物を形成する。

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百科事典マイペディアの解説

媒染剤【ばいせんざい】

染色を助ける金属化合物。染料が直接繊維に染着しないとき,あらかじめ繊維に適当な金属化合物の水溶液をしみこませておくと,金属イオンと染料分子が繊維上で結合して水に溶けない色素に変わり,丈夫な染色が得られる。
→関連項目直接染料

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世界大百科事典 第2版の解説

ばいせんざい【媒染剤 mordant】

媒染染料は金属塩と接触し化学反応を起こし,不溶で堅牢な金属錯塩を形成することを特徴とし,化学構造も金属錯塩をつくりうる形をとっている。媒染Beizen(ドイツ語)に使用する金属塩を媒染剤という。媒染剤のおもなものは,アルミニウム塩(ミョウバン酢酸アルミニウムアルマイト染色のアルミニウム地金),クロム塩(クロムミョウバン重クロム酸塩,塩化クロムなど),鉄塩(硫酸鉄,酢酸鉄など)である。これらの金属塩の作用により金属錯塩となった色素は元の色素とは色も性質も異なるし,金属によっても異なる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

媒染剤
ばいせんざい
mordant

媒染法において、染料を繊維に定着させるために用いられる薬剤。媒染剤としては、アルミニウム、クロム、鉄、スズ、銅などの金属塩類やタンニン酸などがある。
 媒染剤は浸染では水溶液から繊維に吸収させて用いる。捺染(なっせん)では捺染糊(のり)に混合して印捺するか、浸染と同様に繊維に吸収させたのち、捺染糊で部分的に媒染剤を除去してから染色する方法がある。[飛田満彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の媒染剤の言及

【草木染】より

… 染色に供せられるおもな植物,および色素を含有する部分を挙げると,茜(アカネ),紫草(むらさき),鬱金(ウコン)等の根,渋木(楊梅(やまもも)),阿仙(カテキュー),黄蘖(キハダ),丹殻(たんがら)等の樹皮,藍(アイ),刈安(カリヤス)等の葉,蘇芳(スオウ)の樹幹,矢車附子(やしやぶし),梔子(クチナシ),橡(つるばみ)(クヌギ),檳榔(びんろう)の実,紅花(ベニバナ)の花,などがある。これらのうち黄蘖,梔子,鬱金などは抽出した染液でそのまま染まり,藍は空気中の酸素にふれて酸化することによって発色するが,大部分の植物染料は発色,定着させるために媒染剤が必要とされる。媒染剤の使用法や発色法には個々に秘伝があって一様ではないが,一般にミョウバンのようなアルミニウム塩系の媒染剤で明るい赤や黄,クロム系の媒染剤で暗紫色や褐色,鉄媒染で黒色を呈する。…

※「媒染剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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