黒斜子(読み)くろななこ

精選版 日本国語大辞典 「黒斜子」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ななこ【黒斜子・黒七子・黒魚子】

  1. 〘 名詞 〙 黒く染めた斜子織(ななこおり)。織り目が方形で細かく、魚の卵のように粒だって見える黒い絹布。東京都あきる野市五日市付近の特産であった。
    1. [初出の実例]「黒ななこの半ゑりのかかった繻半」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)昼遊の部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む