コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

斜子織 ななこおり

2件 の用語解説(斜子織の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ななこおり【斜子織】

経緯(たてよこ)に7本の撚糸を使ったことから出た名で,〈七子織〉とも書き表す。また,布面が魚卵のように見えるので〈魚子織〉,糸が並んで組織するので〈並子織〉とも書き表すといわれる。マット織バスケット織ホップサック織などともいう。本来,絹織物の一種で,古くは京斜子,武州斜子(川越斜子,飯能斜子),桐生斜子や信州更級(さらしな),越後五泉,岐阜川島産が有名であった。おもに羽織,着尺地に使われたが現在はみられない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

斜子織
ななこおり

七子織、魚子織などとも書き、平織の変化組織である。経緯(たてよこ)ともに2本以上の糸を引きそろえにして織ったもので、平織を縦・横に拡大した組織である。材料は木綿のほかスフのものもみられ、生地(きじ)・組織により、オックスフォード、モンクス・クロス、ホップ・サッキングなどがある。
 単に「ななこ」というのは、経糸を甘撚(あまよ)りまたは無撚りのまま糊(のり)づけし、緯糸は太めのものを湿(しめ)し緯にして、平織に織ったものである。絹織物として各地でつくられ、京斜子、武州斜子、桐生(きりゅう)斜子が有名であった。生地が柔らかく光沢があって特殊な味があるが、この風合いに似せて木綿を使い、シルケット加工によって絹のような光沢をもたせたものもある。[角山幸洋]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

斜子織の関連キーワード糸織塩瀬ジョーゼット綸子経緯縮緬タピスリー八丁車縦横沙汰横縦

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone