黒木敏郎(読み)クロキ トシロウ

20世紀日本人名事典 「黒木敏郎」の解説

黒木 敏郎
クロキ トシロウ

昭和期の生物学者 東京水産大学名誉教授。



生年
大正5(1916)年2月11日

没年
平成5(1993)年2月5日

出生地
鹿児島県鹿屋市

学歴〔年〕
東京帝国大学工学部航空学科〔昭和16年〕卒

学位〔年〕
農学博士

主な受賞名〔年〕
西日本文化賞,日本水産学会賞・功績賞(水産一般)(第32回・昭58年度)「魚群行動に関連する応用物理学的研究」,勲三等旭日中綬章〔平成1年〕

経歴
陸軍航技大尉で終戦。昭和23年鹿児島水産専門学校教授、24年鹿児島大学助教授、35年北海道大学教授、43年東京大学海洋研究所教授、51年東京水産大学教授を経て、54年日本大学理工学部教授。農林省マリンランチング(海洋牧場)計画委員も兼務専攻は水産工学だが、イルカの研究で知られ、著書に「イルカと人間」「海洋と人間」「電戟漁法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android