日本歴史地名大系 「黒熊村」の解説 黒熊村くろくまむら 群馬県:多野郡吉井町黒熊村[現在地名]吉井町黒熊多比良(たいら)村の北東、東は緑野(みどの)郡白石(しろいし)村(現藤岡市)、南は同郡西平井(にしひらい)村(現同上)、北は小串(おぐし)村、西は深沢(ふかさわ)村と接する。天正八年(一五八〇)六月一一日「黒熊馬庭」の二二貫などが富田主計助に宛行われている(「某判物写」富田文書)。同一一年五月四日に三木弥重郎に宛行われた「馬庭之内黒駒并境塚」(「丹生某黒印状」三木文書)は当地とされ、「郡村誌」は黒駒(くろこま)から黒熊に改称したとする。寛永二年(一六二五)当村三〇三石が倉橋内匠助に与えられた(記録御用所本古文書)。寛文郷帳は旗本倉橋領で、田方二〇九石三斗余・畑方九三石四斗余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by