黒笹第九〇号窯跡(読み)くろざさだいきゆうじゆうごうようあと

日本歴史地名大系 「黒笹第九〇号窯跡」の解説

黒笹第九〇号窯跡
くろざさだいきゆうじゆうごうようあと

[現在地名]三好町福谷 根浦

黒笹第七号窯とは、愛知郡東郷とうごう町境をなす谷を隔てた対岸丘陵に立地し、標高一〇〇メートルの西南斜面に位置する。窯体は細長い窖窯で、床面と側壁が残り、焚口奥に舟底形ピットが認められる。出土遺物は灰釉陶器の長頸瓶・短頸壺唾壺・碗・皿のほか、陰刻花文を施した碗・皿・陶枕がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 緑釉陶器

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