黒部別山(読み)くろべべつさん

日本歴史地名大系 「黒部別山」の解説

黒部別山
くろべべつさん

黒部峡谷、下廊下しものろうか左岸にそばだつ標高二三五三メートルの岩山。下廊下景観の半ばは当山の巨大な岩壁(大タテガビンなど)によって構成されている。頂上部は藪山になっているが、ここから仰ぐつるぎ岳は壮観である。南側は内蔵助平くらのすけだいらで、クラノスケのクラは当山の岩壁を意味するのであろう。立山別山の真下に位置するところから近代の登山家によって黒部別山と名付けられたものとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む