黒頂土器(読み)こくちょうどき(英語表記)black topped pottery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒頂土器」の意味・わかりやすい解説

黒頂土器
こくちょうどき
black topped pottery

エジプト先王朝時代の土器外面赤褐色,口縁部と内面黒色を呈し,どちらの色も強い光沢を帯びているのが特徴である。文様はなく,単純素朴ではあるが洗練されている。器形は浅鉢,わん,円筒形,フラスコ形など比較的単純で,多くは墓の副葬品として発見される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android