鼠の磐窟(読み)ねずみのいわや

日本歴史地名大系 「鼠の磐窟」の解説

鼠の磐窟
ねずみのいわや

速見郡ないしは直入なおいり郡地域にあった土蜘蛛の拠点。「日本書紀」によると速見邑に到来した景行天皇軍に対し、速津媛が「この山に大きなる石窟あり、鼠の石窟という。二つの土蜘蛛あり、其の石窟に住む。一つをば青といい、二つをば白という」と報告している。また「豊後国風土記」速見郡の項には景行天皇軍が海部郡みや浦に停泊したとき速津媛がこれを出迎え、「この山に大きなる磐窟あり、名を鼠の磐窟といい、土蜘蛛二人住めり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む