龕前堂廃寺(読み)がんぜんどうはいじ

日本歴史地名大系 「龕前堂廃寺」の解説

龕前堂廃寺
がんぜんどうはいじ

[現在地名]伏見区深草谷口町

標高七五メートルの丘陵龕前堂ヶ原にある平安時代前期に属するとされる寺院推定跡。現在は破壊され、遺物と龕前堂という通称を残すのみ。当地は江戸時代から遺物の出土が知られ、昭和初期、皇朝十二銭の一、饒益神宝が出土したと伝えるが、礎石その他の遺構は未確認。江戸時代には桓武陵に擬せられ、また伴大納言の道場報恩(ほうおん)寺とも考えられたようだが確証はない。緑釉土器・須恵器・土師器・瓦類が採集されている。とくに緑釉土器が多いことは注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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