チョウ(チャウ)・ゆみぶくろ(漢字)

普及版 字通 の解説


17画

[字音] チョウ(チャウ)
[字訓] ゆみぶくろ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は長(ちよう)。(い)は皮、なめし皮。〔説文〕五下に「弓衣なり」とあり、〔詩、小雅、采緑〕に「言(ここ)に其の弓を(ふくろ)にす」とみえる。〔詩、秦風、小戎〕に「虎」の語があり、虎皮の弓袋をいう。金文(ちよう)の字がみえ、の象形字で、その初文。また「天命を恵(けいちやう)す」のように、張大の意に用いる。

[訓義]
1. ゆみぶくろ。
2. 張と通じ、はる、おおいにする。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 不久呂(ふくろ)〔名義抄 ユミフクロ

[語系]
thiang、張tiangはみな長diangの声系の字。の初文はで、張と同じく弓の関係の字である。

[下接語]
・虎・交

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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