ベンゾチアゾール

化学辞典 第2版 「ベンゾチアゾール」の解説

ベンゾチアゾール
ベンゾチアゾール
benzothiazole

C7H5NS(135.18).N,N-ジメチルアニリンと硫黄とを加熱するか,o-アミノチオフェノールとホルマリンとの反応で得られる.キノリン臭のある液体で,水蒸気蒸留される.沸点227~228 ℃,131 ℃(4.5 kPa).1.246.1.6379.エタノール二硫化炭素に易溶,水に難溶.中性を示す.五塩化リンを作用させると2-クロル誘導体を,混酸ニトロ化すれば6-ニトロ誘導体を与える.[CAS 95-16-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android