味をやる(読み)アジヲヤル

デジタル大辞泉 「味をやる」の意味・読み・例文・類語

あじをや・る

うまくやる。うまいことをする。
気のきいたことをする。味なことをする。
「ほんに室町阿呆たはけが―・るぞ」〈浮・禁短気・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「味をやる」の意味・読み・例文・類語

あじ【味】 を やる

  1. うまい事をする。うまくとりさばく。
    1. [初出の実例]「ずいぶんあぢをやって親の名まであげてくれよ」(出典:浮世草子・浮世親仁形気(1720)三)
  2. 気のきいた事をする。なまいきな事をする。
    1. [初出の実例]「座敷つき、あいさつ者にて、あぢをやりたがる」(出典:評判記・満散利久佐(1656)大夫)

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