善太山新田・善太山堤外新田(読み)ぜんたやましんでん・ぜんたやまつつみがいしんでん

日本歴史地名大系 の解説

善太山新田・善太山堤外新田
ぜんたやましんでん・ぜんたやまつつみがいしんでん

長島輪中加路戸かろと輪中の間の加路戸川中にあり、篠橋しのはし新田の北側の河中にある。中世末に殿名とのめ村にあった伊藤修理亮の殿名砦跡を、寛永一六年(一六三九)農民善太が開発した新田(長島町誌)近世は長島藩領。「長島新田墨引絵図(二番)(徳川林政史蔵)には加路戸川中に「善太山新田亡所」とみえるので、正徳二年(一七一二)にはすでに亡所になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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