塔岩村(読み)とういわむら

日本歴史地名大系 「塔岩村」の解説

塔岩村
とういわむら

[現在地名]甲府市塔岩町

上帯那かみおびな村の北にあり、あら川支流塔岩川が西流する。東部にある産土神細草ほそくさ明神わきに仏塔に見立てられた高さ一丈四、五尺の天然の岩があったことから村名としたという(甲斐国志)。慶長六年(一六〇一)の丑ノ荒起帳(県立図書館蔵)には東岩村とある。同七年の検地帳(同館蔵)では塔岩村とある。田はなく、六町七反余の畑のうち麻畑二反余・山畑一町八反余、桑二六束五丸、屋敷一九五坪・名請人七名。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報