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古府中 こふちゅう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

古府中
こふちゅう

山梨県甲府市街地北部にあった古地名。古府中町の町名が残る。1519年(永正16)武田信虎(のぶとら)が石和(いさわ)の旧館から移転し、その居館(躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた))のあった躑躅ヶ崎と、その周辺の当時城下町のあった部分をさす。江戸時代になって、より南の愛宕山(あたごやま)山麓(さんろく)に新たに甲府城が設けられたので、新城および新城下町に対して、この地が古府中の名でよばれるようになった。[横田忠夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の古府中の言及

【甲府[市]】より

…居館を北限に,南方に将士の邸宅や社寺を配置し,商工業者を誘致して城下町を建設した。近世に古府中(上府中)とよばれた地域がこれにあたり,将士の宅址が町名となった横田町,穴山町のほか,元三日町,元連雀町のように〈元〉の字のつく町名は城下の町並みのあった所である。 1582年(天正10)武田氏滅亡後,織田信長の支配を経て徳川家康の領地になると,その南方,一条小山の地に甲府城(舞鶴城)の築城工事がはじめられ,家康の関東移封後は豊臣秀吉の勢力下に置かれて羽柴秀勝のあと,加藤光泰が工事を受けつぎ,次いで甲斐国22万5000石のうちに21万5000石の知行高をもって94年(文禄3)入国した浅野長政・幸長父子によって城郭を完成し,新城下の建設も進められた。…

※「古府中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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