宇久島神社(読み)うくじまじんじや

日本歴史地名大系 「宇久島神社」の解説

宇久島神社
うくじまじんじや

[現在地名]宇久町神浦郷

長坂ながさこ鎮座。古くは志自岐しじき大明神などと称した。旧村社。祭神は菅原道真・十城別命・七郎氏広。神浦こうのうら郷の志自岐宮と天満宮を合祀して天神山に祀られたという。建武三年(一三三六)一〇月八日の五島住人等起請文案(青方文書)に「志自岐八幡」とみえ、山王宮(現若松町か)・神島社とともに誓約すべき祭祀となっている。江戸時代は五島家の崇敬を受けており、志自岐大明神の社領一石余が寄進されていた(「富江領温故知新」五島編年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報