山名豊国の妻(読み)やまな・とよくにのつま

朝日日本歴史人物事典 「山名豊国の妻」の解説

山名豊国の妻

生年生没年不詳
安土桃山時代武家女性。夫豊国は因幡鳥取城主。ある夜群盗に住居を襲われるが,賊の太刀衣服をからめて力をそぐなどして夫に加勢し,退散させた。また,餅をのどにつまらせ夫にからかわれたのを恥じ,終生餅を口にしなかったとも伝えられる。

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報