巴人調(読み)はじんちょう

精選版 日本国語大辞典 「巴人調」の意味・読み・例文・類語

はじん‐ちょう‥テウ【巴人調】

  1. 〘 名詞 〙 ( 巴州人がうたう歌の調子の意。巴州は今の四川省巴県。宋玉「対楚王問」の「客有於郢中、其始曰下里巴人、国中属而和者数千人」による語 ) 卑俗な歌。俗曲。また、自作詩文をへりくだっていう語。巴調(はちょう)。〔陳基‐草堂詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android