忍海村(読み)おしみむら

日本歴史地名大系 「忍海村」の解説

忍海村
おしみむら

[現在地名]新庄町大字忍海

葛城川支流、安位あに川流域に位置する。元禄郷帳には「ヲシウミ」の訓を付する。「日本書紀」神功皇后摂政五年三月条に「忍海」の邑名を記し、「古事記」開化天皇段には「忍海部造」の名がみえる。忍海部は凡海部おほしあまべの義か。忍海は忍海部女王(飯豊青皇女)角刺つのさし(「日本書紀」顕宗即位前紀)所在地である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報