掴み殺す(読み)ツカミコロス

デジタル大辞泉 「掴み殺す」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐ころ・す【×掴み殺す】

[動サ五(四)]素手でつかんで殺す。
「―・されりゃ其切それきりだ」〈鏡花歌行灯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掴み殺す」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐ころ・す【掴殺】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 つかんで殺す。手でつかみかかって殺す。また、素手で簡単に殺す。
    1. [初出の実例]「毒虫、国王をさしたてまつらんとするを、白鴉これをつかみころして、木の枝よりおとしつ」(出典:九冊本宝物集(1179頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android