支う(読み)カウ

デジタル大辞泉 「支う」の意味・読み・例文・類語

か・う〔かふ〕【支う】

[動ワ五(ハ四)]
棒やくさびなどを、物に当てて支える。当てがって支えとする。「心張り棒を―・う」
鍵やかんぬきなどをかける。「鍵を―・う」
[可能]かえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「支う」の意味・読み・例文・類語

か・うかふ【支】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 物の下や横に当てて支えにする。添え支える。
    1. [初出の実例]「喬様に臥して、鼻の下に物をかひて」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八)
    2. 「城を築てこくそをかうて」(出典:史記抄(1477)一七)
  3. かんぬきや鍵などをかける。
    1. [初出の実例]「心張り棒がかってあった」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉)

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