…巡礼はその疲労のためにも発病したが,また病気のゆえに巡礼に出た(とくに癩患者)。このため古いホスピタリティの延長上に,教会のもとで,病院(ホスピタルhospital)と宿泊所ないし救貧院,養老院(ホスピスhospice)が発展した。〈どんな目的でやって来た者にでも〉家を開く能力が私人に失われるとともに,犯罪人や政治亡命者を含む緊急避難者を保護する機能も教会のものとなり,これには教会の世俗権力に対する独立性の主張が関連している(アジール)。…
…イギリス救貧法で有能貧民を組織的に稼働させるために,17世紀後半から設けられた施設。救貧院,懲治院などともいう。1722年労役場テスト法(ナッチブル法)では,怠惰を戒め救貧費の縮減を目指して,有能貧民の労働意欲を労役場でテストし,その労役場以外のすべての救済を抑制しようとしている。…
※「救貧院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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