横松村(読み)よこまつむら

日本歴史地名大系 「横松村」の解説

横松村
よこまつむら

[現在地名]阿久比町横松

阿久比川の東岸で、川を隔てて岩滑やなべ(現半田市)に接する。「寛文覚書」によれば、概高二三三石余、田地一六町八反八畝余、畑地二町三反余、戸数三五、人口一七七。将軍上洛・朝鮮使節通行の時東海道鳴海なるみ宿へ人馬を出すとある。「徇行記」によれば、集落は東部丘陵の腰に東西に長く建並び「矮屋ハカリナレトモ屋並ヨクソロヒタル村」で、農業のほか大工二〇人ほどがあり、半田はんだ乙川おつかわ亀崎かめざき(現半田市)や三河方面へ仕事に出る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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