コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

はんだ

百科事典マイペディアの解説

はんだ

半田とも書く。本来は融点が低い合金(軟鑞)のことをさす。金属接合用のスズ鉛合金。スズ63%の共晶点のものが融点最低で182℃であるが,JISではスズ95〜20%の13種を規定。一般用にはスズ40〜50%,電気用には60%程度,食器用では90%以上のものを使用。棒状,線状,粉状,ペースト状などがある。→はんだ付け
→関連項目鋳掛屋硬鑞接着剤

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

はんだ
はんだ / 半田
solder

融点の低いろう付け用合金の総称。軟ろうともいう。はんだ材として必要な性質は、接合する金属とのなじみ(ぬれ性)がよく、適当な溶融温度と流動性があり、毛細管現象で十分に広がり、溶融状態で均一安定であることなどである。普通に用いられるはんだは‐スズ合金であり、スズが接着を受け持ち、鉛は強さの増加と融点の低下の役割を果たす。規格には5~98%スズのものがあるが、もっとも普通に用いられるものはスズ50%を含むもの(完全凝固温度約183℃、完全溶融温度約215℃)である。95%スズはんだ(183~224℃)は特殊な電子工業部品や食品に接する部分の接合に用いられる。60~65%スズはんだは融点がもっとも低い(183~190℃)ので、ぬれ性がよく、非常に狭いすきまの精密はんだとして用いられる。鉛‐スズ系はんだの最高使用温度はいずれも約150℃であり、接合部がこれより高い温度で使用される場合には融点の高い硬ろうを使用する必要がある。このほかビスマス、インジウムを加えて融点を100℃以下とした低融点はんだや、亜鉛、スズ、カドミウムを主成分とするアルミはんだなどもある。近年、環境問題への配慮から、鉛を含まないはんだ合金(lead-free solder)が開発され、その利用が急速に増している。[及川 洪]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

はんだの関連キーワード日本パルス技術研究所坂本梁雲(初代)塩化アンモニウム内橋エステック山並ハイウエーホワイトメタル鉛フリーはんだ蕩ける・盪けるはんだ付けの日真空巻締め機鉛フリー半田サニタリー缶青柳三右衛門離接的判断九重[町]九重温泉郷松田富士弥フラックスろうつぎ八田玄斎

今日のキーワード

衣笠祥雄

[生]1947.1.18. 京都プロ野球選手。京都の平安高校時代,捕手として甲子園に出場。高校卒業後,1965年広島東洋カープに入団。内野手に転向し,1970年 10月 19日の対読売ジャイアンツ (...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

はんだの関連情報