正眼寺跡(読み)しようげんじあと

日本歴史地名大系 「正眼寺跡」の解説

正眼寺跡
しようげんじあと

[現在地名]和歌山市紀三井寺

紀三井寺仁王門の南約一〇〇メートルにあったが、第二次世界大戦後廃寺となり、現在跡地には浄土宗遍照へんじよう院が建つ。金剛山と号し、臨済宗本尊は子安釈迦如来であった(続風土記)。正眼寺はもと報恩ほうおん寺と号し、有本ありもとにあった報恩寺(のち現和歌山市中野島に移り法隆寺となった)に対して下報恩寺と称されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報