水のわななき(読み)ミズノワナナキ

デジタル大辞泉 「水のわななき」の意味・読み・例文・類語

みず‐の‐わななき〔みづ‐〕【水のわななき】

冷や汗を流してふるえること。
「―して汗にしとどにぬれてかがまり伏し給へれば」〈宇津保・蔵開下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水のわななき」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の わななき

  1. 冷汗を流してふるえること。一説に、さざ波のふるえるようにこまかくふるえること。
    1. [初出の実例]「みづのわななきして、汗にしとどに濡れて、かがまりふし給へれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android