無単袴(読み)ぶたご

精選版 日本国語大辞典 「無単袴」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐たご【無単袴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 単・下袴などを着ない略式装束
    1. [初出の実例]「御厩舎人事 〈略〉ふたこの時、細烏帽子・藁沓」(出典:物具装束鈔(1412頃か))
  3. ( 形動 ) 不格好で無作法なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「准陰郡と云ぶたごなる字の上に東風二月とやわやわとしたる字を添へ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android