町人拵え(読み)チョウニンゴシラエ

デジタル大辞泉 「町人拵え」の意味・読み・例文・類語

ちょうにん‐ごしらえ〔チヤウニンごしらへ〕【町人×拵え】

町人風の身なりをすること。
町人が差す刀の作り。町人好みの刀の作り。
「―七所ななところ大脇差、すこし反らして藍鮫あゐざめを懸け」〈浮・一代男・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「町人拵え」の意味・読み・例文・類語

ちょうにん‐ごしらえチャウニンごしらへ【町人拵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 町人の姿に装うこと。町人の姿につくること。
  3. 町人が差す刀のつくり。町人好みの刀のこしらえ。
    1. [初出の実例]「町人こしらえ七所の大脇差、すこし反(そら)してあい鮫を懸」(出典浮世草子好色一代男(1682)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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